納税したらその利益を享受しよう。今日は、これについてお話ししようと思います。
突然何を言っているんだ、と思う方もいらっしゃると思いますが、昨日のブログに関連する話です。
※ここでの「利益」とは図書館、学校教育、子育て支援といった公共サービスのことを指します。
なぜなら、利益を享受できなければ税金を払いっぱなしになるからです。
公共サービスの運営や設備投資などの費用は税金で賄われています。納税は
国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。
と日本国憲法第30条にあるとおり、国民の義務です。
公共サービスを使っても使わなくても税金は納めなければならないので、利用できる人はしましょう。
例えば、子育てに関して言えば、福祉施設に行けば大量のおもちゃがあるし、自由に寝転ぶことができるスペースがあります。育児で相談したことがあれば親身になって聞いてくれる相談員がいます。図書館に行けば年齢に合った児童書があります。
また、育休をすれば育児休業給付金をもらえますし、収入が減少した結果翌年度に住民税非課税世帯になれば、生活支援特別給付金を受け取ることができます。
※育児休業給付金の原資は社会保険料で税金とは違いますが、フルタイムで働く人なら社会保険の加入義務があります(例外もあるかもしれませんが)。社会保険料の支払いに対して育児休業給付金の利益がある、という構図です。
もちろん、利益を享受しない生き方もあるでしょう。先述した給付金は煩雑な申請しないともらえない場合もあります。
そうであれば普通に働いてお金を稼ぎ、納税の利益と同等以上の民間サービスを買った方が良いと思う人もいると思います。
そのような人の考えを否定するつもりはありませんが、
「いっぱい働いて納税の利益を放棄し自腹で解決」
と、
「そこそこ働いて納税の利益を享受し、ゆとりがあれば+αで豊かに暮らす」であれば、私は後者が良いです。
決して安くはない税金や社会保険料、取り返してみませんか?