今日は、私の一番好きな中華料理、辣子鶏との出会いについてお話ししようと思います。
以前、よだれ鶏を作ってみた記事を書いたとき、一番好きな中華料理は辣子鶏とお話ししました。
辣子鶏との出会いは大学3年生の就活中です。
3月に説明会が解禁され、私は大手商社の会社説明会に参加しました。
案内メールの件名に大学群の名称が入っていましたが、学歴フィルターは一切していないと思います。
そのときに横に座っていた男子が同じ大学でしたが、これも偶然だと思います。
説明会の後、彼はメシ行かん?と誘ってくれました。
どこに行きたいと話す訳でもなく、自然と中華料理店に入りました。そこが石庫門 高田馬場店でした。
体育会所属のコミュ強相手に私は落ち着いてメニューを見ることもできず、「鶏肉の唐辛子炒め」を早口で店員に注文しました。唐揚げだし辛いのも好きだしこれでいいか、という感じです。
平日の昼間のためサラリーマンがひっきりなしに入店します。回転率を上げるためすぐに鶏肉の唐辛子炒めは来ました。
鶏の唐揚げとブツ切りの唐辛子を一緒に炒めた想像通りのものを私はすぐに口に入れました。というのも体育会所属のコミュ強相手とどんな話をすれば良いのか分からず、食事中につき話せないアピールをするためです。
食事モードで防御中の私を襲ったのは彼からの体育会OB訪問マウントではなく、猛烈な口内の刺激でした。
か、か、か、辛い!
唐揚げだけでも唐辛子の破片をまとって辛いのに、私は唐辛子自体も食べてしまいました。
七味唐辛子くらいでしか唐辛子を食べたことが無かったので、唐辛子そのものの辛さを知らなかったのです。
口の中の刺激に耐えながら体育会コミュ強の話に相槌を打っていました。
唐辛子以外は何とか食べて退店しました。「鶏肉の唐辛子炒め」という美味しさな名前とは裏腹に拷問的な料理で、もう食べることはないと胸に刻みました。
その後劇ハマりするとは思ってもいませんでした、、、。
ちなみに彼とは店を出た後LINEを交換しましたが、連絡は取らずに就活が終わりました。
なので、彼が説明会を受けた商社に入ったも分かりません。