TKの国

駐日TKの国大使館の公式ブログです。

複数原料米への再挑戦

今日は、複数原料米を数年ぶりに食べたことについてお話ししようと思います。

出会いと別れ

複数原料米は、私が大学生の頃一人暮らしをしていたときに初めて買いました。

私は大の米好きなのですが、特に好きな銘柄も無いのでスーパー(ドンキだったかも)で売っていた一番安い米を買いました。

米袋の裏面には「複数原料米」とありましたが、ふーん、程度の認識でレジに向かいました。

 

その日の夜にさっそく炊飯しましたが、家で食べていたご飯と比べて美味しくない。粘土っぽいというか、米粒一つ一つの硬さが統一されていないような感覚を覚えました。

その理由が複数原料米だと分かったのは、残りを苦労して消費した後に単一原料米を食べたときでした。

それ以来、複数原料米は絶対買わないと心に誓ったのでした。社会人になった後も、同棲した後も、結婚した後も、単一原料米だけを買いました。

 

必然の再会

風向きが変わったのは育休を取ってからです。

妻と私も育休を取得しているので、毎月の収入は育児休業給付金だけです。手取りの8割くらいはもらえるので直ちに生活が行き詰ることはなかったのですが、削れる支出は削っていこうと思い、私は複数原料米を購入しました。

単一原料米は1,897円に対し複数原料米は1,390円と500円も安くなります(どちらも無洗米、5kg、本体価格)。

また、今は大学生の頃の炊飯器よりは高機能なものを使っているので、複数原料米でも美味しく炊けるのでは?と期待がありました*1

 

さっそく業スーで買ってきた複数原料米を炊いて食べてみました。

 

いやチャーハンにしたら違い分かりづらいだろ!というご指摘はごもっともですが、普通に美味しかったです。

複数原料米でも美味しいじゃん、やっぱ高い炊飯器なら複数原料米でもいいんだ!とこれから節約できるお金のことを考えると胸が躍りました。

 

後日、白米で食べましたが単一原料米と変わらないくらい複数原料米でも美味しかったです。

業スーには10kgの複数原料米が売っているので、ますます安く買えてしまいますね。ありがたいことです。

 

伝えたいこと

今日、入国者の皆様にお伝えしたいことは、ちゃんとした炊飯器なら複数原料米でも十分美味しいよということだけでなく、過去の失敗で二度とやらないのはもったいないということです。

大学生のときは複数原料米を買って失敗しましたが、今は炊飯器をアップグレードさせた上で再挑戦し、成功しました。

また失敗したら後悔するとは考えていませんでした。というのも、失敗しても我慢して5kgを消費すれば、1ヶ月弱で食べ終わります。次からは単一原料米に戻せばよいのですから。それよりも成功すればひと月あたり500円の節約ができるというリターンを取りに行きました(5kgではなく10kgで買えばさらに節約!)。

 

過去の失敗を思い出し、原因を分析してください。それが今解決できる状況なら、再挑戦を検討します。

失敗したときのダメージと成功したときのリターンを比較し、後者が勝るのであれば、再挑戦をしてください。

それが、過去の自分を超える方法です。